レストランやデリバリーで食べる事の多いピザ。
自分で作るとなるとかなり大変なイメージがあるのではないでしょうか?
でも実はピザって生地もソースもとても簡単に作れてしまい、それでいて手作りならでは格別な味が楽しめるんです。
そこで、今回は簡単に作れるピザ生地のレシピを紹介させていただきたいと思います!
最近は手作りピザの美味しさハマってしまい、宅配ピザを利用する頻度がめっきり減ってしまうくらいのレシピ、とても簡単(そしてとても安上がり)なので少しでも興味のある方はぜひ試してみてください!
目次
ピザ生地の材料
今回のピザ生地レシピで必要な材料と分量は以下とおりです。
- 強力粉・・・500g
- 薄力粉・・・100g(16%)※無くても良い
- ぬるま湯・・・360ml(60%)
- イースト・・・小分け1パック分
- 砂糖・・・20g(4%)
- 塩・・・10g(2%)

作る量を少なく・多くしたい場合はこの割合に沿ってください!
薄力粉は量を少しかさ増しするためなので、無かったとしてもあまり問題ありません。
また、イーストについては極端に少なかったり多かったりしなければ分量は正確ではなくても良いです。小分けされているものであれば1パック、そうでないものであれば3~5gくらいを目安にしましょう。
今回のレシピは割とニュートラルな味に仕上がるので、生地に少し塩気が欲しいような場合は塩を、甘くしたい場合は砂糖の量を調整してみてください。
【重要】小麦粉の量はキッチンスケールを使って正確に測るべし

ほぼぴったり500g測れた
1つ注意点として、小麦粉の量についてはキッチンスケール等を使って正確に測るようにしましょう。
小麦粉はどれくらい圧縮されているかによって重量が変わるので、例えば軽量カップ1杯だったとしても、その圧縮具合で1.5倍くらいの違いが出てきてしまいます。
キッチンスケールは安いものであれば1,000円未満で買えるので、一つ買っておくと便利ですよ。
ピザ生地の作り方
ここからは実際の作り方に移りたいと思います!
生地が完成してピザを作れるようになるまでは3時間ほどかかりますが、実作業の時間は30分かからない程度なので、意外と楽ですよ。
小麦粉に水以外の材料を混ぜる

砂糖と塩を投入
前述のとおり小麦粉の量を正確に測ったうえで、最初のステップは小麦粉に砂糖、塩、イーストを加えていきましょう。

イーストも投入
この時点でしっかり混ぜておくことをオススメします。
絶対に守らなければいけないわけではありませんが、混ぜずに水を入れてしまうとイースト等が一箇所に寄ってしまったりして、後ほど捏ねる時に気を付けなければいけなくなります。
【温度に注意】ぬるま湯を入れて混ぜる
次のステップはぬるま湯を入れて混ぜていきますが、ここで注意しなければいけないのは水の温度です。

お風呂よりもややぬるい、37℃くらいでしょうか。
そこまで神経質になる必要はないので、手で触って「温かいな」と感じるくらいであれば問題ありません。

これくらいまで混ぜたら次のステップへ
あとはボウル内で上記写真になるくらいまでスプーンやヘラなどで混ぜます。
ちなみに水は少しずつ入れながら混ぜていく方が良いという解説もよく見かけますが、正直自分はあまり気にせず全部一気に入れてます(笑)

ある程度まとまったら手で捏ねていく

外側から内側に寄せて中心に向けて捏ねる
ある程度までまとまったら手で捏ねていきます!
細かい方法はYouTubeなどで色々解説を探す事が出来るのでここでは省略しますが、ある程度生地がまとまってくるまで、5~10分程度捏ねていきましょう。
最初は水分量が足りなく感じるかもしれませんが、捏ねていくと水気が増していくので、心配になって水を加えないようにしましょう。
逆に、捏ねている過程で水分が多すぎると感じた場合は、小麦粉を少しずつ加えながら、手にくっつきすぎない程度になるまで仕上げていきます。

これくらいまでまとまればOK
スタンドミキサーなどを使えばこの段階でかなり表面が滑らかなものになりますが、ある程度凸凹していたとしても問題ありません。

ラップをして2時間ほど放置して一次発酵
ここまで来たらボウルにラップをかけ、2時間ほど放置して発酵をさせます。
なお、気温によって発酵具合は変わり、夏であれば早く、冬であれば遅いので、2時間は20~25℃くらいだった場合の目安にしてください。
ゆっくり時間をかけて発酵させたい場合
生地はゆっくり時間をかけて発酵させた方が美味しくなるので、温かい季節であれば冷蔵庫に入れて8~12時間ほど置き、最後の1時間を常温で発酵させるような方法もあります。
また、寒い冬であれば前日の夜に作り、一晩置いて朝になればちょうど良いくらいまで発酵が進んでくれますよ。
2倍に膨らんだら小分け&ボール状に成型

ここまで大きく膨らみます
発酵が進み、生地の大きさが2倍程度まで膨らんだら折り返し地点に突入です!
ここからは小分けにして最終段階に進みますが、小分けにする数は最終的に作りたいピザの大きさによって変えましょう。
参考までに、今回の分量であればスーパーで売ってるチルドピザ程度の大きさのものが6つほど作れます。

ここまで多く振らなくても大丈夫です
まな板で作業をしますが、生地がくっつかないように小麦粉を振っておきましょう。

こちらは一度半分に分けたもの
少し横に伸ばして切っていきますが、小さいまな板を使う場合は一度2つに分けてからの方が楽です。
好みの大きさに切り分けたあとは丸く成型していきます。
丸め方については文章で説明するより、動画などで見た方が分かりやすいと思うので、YouTube等で検索してみてください。
簡単にお伝えすると切った断面が内側になるように、表面をどんどん後ろに寄せながら、最後はお尻部分をつまんで封をするようなイメージです。


多少形がいびつでも問題ありません
上手な方は本当に綺麗に丸く出来ますが、ここも神経質にならずに気楽にやりましょう。
あとは丸めたものを容器等に入れて最終段階に移ります。
もう一度発酵して膨らむので、その過程で生地が容器にくっつかないようオリーブオイル等を全体に塗り、ラップ等をかけてもう1時間放置します。

ここまでくれば最終段階
二次発酵し再度膨らんだら完成

1.5倍くらいまで膨らみます
完成してすぐに食べる分はそのまま常温で、時間を置いたり翌日以降に食べる分は冷蔵庫に入れ、食べる1時間ほど前に冷蔵庫から出して常温に馴染ませましょう。
丸めた段階から1.5倍くらいまで膨らめば完成です。
放置時間がながければその分、再度2倍以上まで膨らみます。

2倍程度までは問題ありませんが、それ以上発酵が進んで膨らみ過ぎてしまうと、今度は生地がまとまらず崩れてしまう場合があるので気を付けましょう。
以上、これでピザ生地の完成です!
最後に、実際に手作りした生地でピザを焼いてみたので、その過程と感想をお伝えします!
手作りの生地で実際にピザを作ってみた!味はどう?
完成した生地を丸く伸ばし、ソースと具材を乗せて焼き上げますが、如何せんピザ作りの初心者という事もあり、どうも綺麗に丸く伸ばす事がまだできません。。

ただ1点、均等の厚みにするために便利だったのが麺棒です。

麺棒があるととても便利
元々持っていなかったので手で引き伸ばしてましたが、なかなか上手くいかないので買ってみたところ、これが大正解でした。
安ければ600円程度で買えるので、これもキッチンスケールと同様に1つ持っておくととても便利ですよ。

ここからはあくまで手作りの生地で作ったピザの味について紹介させていただきます!

やはり綺麗な丸にはなっていない
以前に当サイトで紹介した、自家製ピザソースを使って作ります。

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具材はシンプルにベーコンのみ、チーズは市販のピザ用のものを使用。
本格的なピザ窯等であれば400〜500℃の超高温で1~2分かけて焼き上げますが、家庭用オーブンなので一番高い300℃まで予熱し、9分間焼きました。

完成
オーブンで焼いている時から、ピザの香りが部屋中に充満してもうたまりません(笑)
あとは好みにカットし、食べるだけです!

ニューヘイブン・スタイルを真似てカットしてみました
レストランで食べられる、ミミ部分がふっくらと膨れ上がった本格的なピッツァとは異なりますが、外側はカリっと香ばしく、中はもちもちの美味しいピザに仕上がりました。


ミミ部分がカリっと香ばしくてたまらない
焼きたてのパンのような香りと触感に近いですね。
レストランでも宅配ピザでも食べられない、完全に独自の味です。
今回はシンプルにトッピングはベーコンのみにしましたが、家で作る場合は自分の好みで自由に食材が使えるのが嬉しいところです。
生地も厚さも調整できますし、完全に自分が好きなピザをぜひ作ってみてください!
実は同じレシピでパンやベーグルなども作れてしまいます

最後の工程が違うだけでベーグルも作れる
実は今回のレシピ、そのまま使ってパンやベーグルなども作ることが可能です!
ベーグルであれば上記写真のように小分けにした後、ベーグルの形を成形し、一度茹でてから焼き上げれば完成します。


外側は香ばしくて中はモチモチなベーグルが完成
丸めた状態でそのままオーブンで焼けば美味しいパンになりますし、最初の工程でバターを加え、ベーグルと同じように調理すればプレッツェルなども作れますよ。
もしくはフライパンで調理することでナンにする事もできるので、かなり汎用性の高いレシピとなっています!
まとめ
以上、今回は簡単に作れるピザ生地のレシピを紹介させていただきました!
いかがでしたでしょうか?
発酵やら捏ねるやら聞くとかなり面倒と感じてしまいそうですが、実際の作業時間はかなり短く、大半は発酵させるための時間が占めていてとても簡単に作れてしまいます。
今回はあくまでも一例なので、使う小麦粉や水の量、焼き方などによっても味は全く異なってきます。
入門編として今回のレシピが参考になれば幸いです!