定番のパスタといえばミートソース、ナポリタン、カルボナーラと色々あります。
今回はそんなパスタの中でも定番中の定番「ペペロンチーノ」についての解説と絶対失敗しない作り方レシピを紹介させていただきます!
目次
ペペロンチーノとうパスタは実は本場イタリアでは存在しない?
実は本場イタリアで「ペペロンチーノ」という名前のパスタは無い。
ペペロンチーノはイタリア語で「赤唐辛子」 という意味であり、それ単体でパスタの料理を示す言葉ではありません。
日本人に馴染みのあるいわゆる「ペペロンチーノ」の正式な呼び方は「スパゲッティ・アーリオ・オリオ・イ・ペペロンチーノ」となります。
アーリオ・オーリオとは?
日本のパスタ専門店などでも見かける事の多いアーリオ・オーリオは直訳すると「ニンニクとオイル」です。
名前の通り、ニンニクとオリーブオイルを使ったオイル系パスタのベースとなるものであり、日本でいう「素うどん」に近いような存在です。
これに「赤唐辛子」を加えたものが日本で言う「ペペロンチーノ」となっています。
日本のいわゆるペペロンチーノは基本を守れば自由に作ってOK
ここまでで色々調べてみましたが、ペペロンチーノはカルボナーラみたいに明確なレシピのルールが無く、名前に対して料理が正しいかどうかの議論が多いので、日本で通用する「ペペロンチーノ」は基本の作り方さえ守れば好きに具を入れたり自由で良さそうです。
〇〇入りペペロンチーノ、という感じで色々なバリエーションでペペロンチーノを楽しんでみましょう!
ペペロンチーノの絶対失敗しない作り方
そんなペペロンチーノですが、作り方は非常にシンプルなものの、意外とコツを掴まないと失敗しやすいです。
材料(1~1.5人前)
・スパゲッティ…150~200g程度
・オリーブオイル…フライパンにたっぷり入る程度(この後の写真参照)
・にんにく…2片程度
・唐辛子…1つ
・塩…パスタを茹でるお湯が海水より少し薄い塩分濃度になる程度
・ベーコン(自由)…2切
作り方
①フライパンにたっぷりのオリーブオイルとにんにく、唐辛子を入れ弱火で温める
にんにくはスライスにし、唐辛子も細かく刻んでます。
※失敗しないための重要ポイント
ここで重要なのは火を点ける前ににんにくと唐辛子を入れる事。
そして、オイルににんにくと唐辛子の香りをしっかり移したいので、火は弱火でじっくり温めるようにしてください。
これらを守らないとにんにくと唐辛子が焦げて香りが台無しになってしまいます。
②パスタを茹でる
①でじっくり時間をかけて火を通したいので、パスタを茹で始めるのはフライパンに火を点けた5分後くらいからで大丈夫です。
※失敗しないための重要ポイント
他のパスタレシピでも同様の解説をしてますが、パスタを茹でる時のお湯を海水よりちょっと薄いくらいの塩加減にしましょう。パスタを茹でるお湯の塩分でパスタの下味が出来上がります。
ペペロンチーノの場合は他に味付けをするための素材が無いので特に大事なポイントです。
ちょっと塩を入れすぎたかな?と思うくらいでも問題ありません。もし濃くなりすぎてしまったら水を足したりして薄めれば良いだけです。
③他の食材を使う場合はこのタイミングでフライパンに投入
もし今回と同様にベーコンや他の食材を入れる場合はこのタイミングでフライパンに投入します。
食材によって火が通るまでにかかる時間が異なるので、使う食材によって投入タイミングは調整してください。
④フライパンにお玉一杯分のパスタゆで汁を加える
オリーブオイルが温まってにんにくに少し焦げ目が付き始めたかな?というタイミングがベストです。
ゆで汁を加えたらオイルと混ぜ合わせるようにフライパンを回します。
そして、ここで初めてフライパンの火を中火以上に強め、水分を飛ばしていきます。これにより、ゆで汁とオイルが混ざって乳化してソースが出来上がります。
上記写真くらいの水分量になったら次に進みます。
⑤パスタを投入し、和えたら完成
最後に茹で上がったパスタを鍋から直接フライパンに移します。
和えた時にもし水分量がちょっと少ないかなと感じたらゆで汁をさらに追加して調整します。もしゆで汁を多く入れすぎたら火を強めて水分を飛ばせばOKです。
和えてる時間と水分量を調整するのに少し時間をかける場合があるので、パスタは表示されている調理時間より2分くらい早めに投入するとちょうどいいでしょう。
以上のポイントを押さえればペペロンチーノは絶対失敗しない!
以上、絶対に失敗しないペペロンチーノの作り方でした!
ポイントをおさらいします。
- フライパンに火を点ける前ににんにく、唐辛子もフライパンに入れる
- 食材を焦がさないように必ず弱火でじっくり炒める
- パスタを茹でる時のお湯にしっかり塩を入れてパスタに下味を付けてあげる
- パスタのゆで汁を使ってオイルと乳化させてソースを作る
これらのポイントを押さえて2~3回挑戦すれば間違いなくコツは掴めるはずです。
そしてこの基本が出来れば今回紹介したベーコンだけでなく、色々な食材を入れて〇〇入りペペロンチーノ、という形でメニューが無限大に広がります。
色々なペペロンチーノに挑戦してみてください!
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