ピザハット「復刻レジェンド４」を食べてみた！古き良きを感じるような1枚です！

イタリアで現在のピザとほぼ同じものが誕生したのが1800年代、アメリカにピザが渡ったのがそのおよそ100年後。

宅配ピザの誕生が1960年で、日本初の宅配ピザ誕生は1985年のドミノピザとなっています。

ピザハットも宅配ピザチェーンですが、実は日本上陸は1973年。当時は宅配ではなくレストランタイプで、デリバリーは1991年から開始してます。

デリバリーピザが誕生してから約40年間の間に多くのメニューが開発されては消え、常に新しく生まれ変わってきてますが、消えてしまったメニューでも「あれは大好きだったのに」と思ってる人も多いのではないでしょうか？

今回はピザハットから90年代に販売されていた人気メニューが4つ復刻、その4つを組み合わせた「復刻レジェンド４」が発売されたので早速食べてみました！

僕は当時どれも食べた事の無いメニューなので、どんな味なのか楽しみです！

ピザハット「復刻レジェンド４」はどんなピザ？

「復刻レジェンド４」はピザハットが日本上陸50周年を記念し、1990年代後半に販売されていた4種類のピザを復刻して組み合わせた期間限定ピザで、販売期間は2023年6月19日～10月22日となっています。

4種類の組み合わせは以下とおりです。

ダディーニを除く3種類については通常サイズの他、マイボックスのメニューにもラインナップされています。

当時自分は宅配ピザを定期的に食べる習慣がまだ無かったのであまり馴染みはありませんが「アイダホスペシャル」「シシリア風ピザ」は何となく名前を見た記憶があります。

今回の4つのピザは1990年代後半に販売していた商品です。当時はいわゆるアメリカンピザが主流の中で、今回復刻するピザはジャパンオリジナルとして開発したものです。
※出典：ピザハットコーポレートサイト

最近では通常メニューから期間限定のピザまで、日本独自のメニューはさまざまありますが、当時はまだ珍しかったんですね。

それぞれのピザの詳細を見ていきましょう！

復刻アイダホスペシャル

1つ目はポテトとマヨネーズを組み合わせた「復刻アイダホスペシャル」！

当サイトの他のレビューでも何回か触れてますが、本場アメリカだとトッピングでポテトはもちろん、マヨネーズを使うピザはかなりレアです。

トッピング

復刻アイダホスペシャルのトッピングは以下7種類です。

トマトソースがベースとなってます。

アイダホスペシャルは販売当時から人気が高く、再販の声も多かった事で今回復刻しています。

復刻シシリア風ピザ

2つ目はナスの見た目インパクトが強い「復刻シシリア風ピザ」！

こちらもアイダホスペシャルと同様に人気が高くて再販希望が多かった事で今回復刻に至ってます。

トッピング

復刻シシリア風ピザのトッピングは以下5種類です。

今回の4種類の中で唯一トマトソースは使われていません。

ナスに加え、ミートソースを使うという点も当時では珍しい組み合わせとなっています。

復刻ダディーニ

3つ目は鶏肉とバジルソースが特徴の「復刻ダディーニ」！

今では鶏肉はヘルシーなたんぱく源として健康趣向の強い人中心に支持されてますが、当時まだそこまでの感覚が無く、復刻ダディーニについてはあまり人気が無かったようです。

トッピング

復刻ダディーニのトッピングは以下6種類です。

ベースのソースはトマトソースです。

アメリカンピザが主流だった1990年代を考えると、マルゲリータなどで定番のバジルソースももしかすると珍しかったのではないでしょうか？

4種類の中では一番さっぱりと香り豊かなイメージですね。

復刻バーベキューチキン

最後は「復刻バーベキューチキン」です！

バーベキューチキンについてはピザハット社内外どちらからも復刻の声が多かったピザで今回選定されています。

トッピング

復刻バーベキューチキンのトッピングは以下3種類です。

こちらもベースはトマトソースです。

醤油ベースのタレで煮込んだ和風チキンも、90年代当時はピザのトッピングとして珍しかったかと思います。

価格・クーポン情報

復刻レジェンド４は期間限定ピザですが、価格としてはピザハット中で一番高い「Premium」に相当します。

各サイズ毎の価格は以下とおりです。

・Mサイズ：3,380円
・Lサイズ：4,980円
・Mサイズ：2,350円（30％オフ時）
・Lサイズ：3,480円（30％オフ時）

ただ、単品もしくはハーフ＆ハーフだとメニュー毎に価格が異なり、安い順で復刻アイダホスペシャル（1,960円）、復刻シシリア風ピザ（2,080円）、復刻ダディーニ（2,210円）、復刻バーベキューチキン（2,460円）となっています（※価格はMサイズ）。

2023年8月31日までであればデリバリーで通常30％の割引が47％にアップするキャンペーンが開催中です！

詳細は下記ピザハットのクーポンをまとめた記事で更新しますので、注文前はチェックしてください！

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ピザハット公式サイト

カロリー

復刻レジェンド４の種類毎のカロリーは以下とおりです。

上記は参考としてハンドトスの場合で、生地によってカロリーは変動します。

生地毎により詳しく知りたい方は、「ピザハット　エネルギー（カロリー）表　2023年6月19日 現在（PDF）」にてご確認ください。

ピザハット公式サイト

ピザハット「復刻レジェンド４」の実食レビュー！

今回はLサイズにパンピザ生地という組み合わせで注文してみました！

なお、ピザハットの生地については下記記事でそれぞれの違いなど詳しく紹介してるので、気になる方は是非ご覧ください。

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それでは4種類のピザのレビューに移ります！

復刻アイダホスペシャルの味は？

最初に食べてみたのはアイダホスペシャル！

味についてはオニオンの辛味とマヨネーズの酸味が良い具合にマッチしてますね！

そこにベーコンの塩気が加わって全体の味を整えてます。

基本的にはマヨネーズ、ベーコンが味の主体となってるピザです。

そしてコーンの食感と甘みが良いアクセントに。

ポテトは小さめにカットされてるので食べた時に重く感じない点も嬉しいですね。チーズとの相性も良くて旨味を引き立てています。

生地については完全にパンピザとの相性が一番良いと感じます。

マヨネーズと生地に含まれてる油分が混ざり合って旨味が倍増しますよ。

ポテト、ベーコン、マヨネーズにコーンと、それぞれ相性の良い食材を上手く組み合わせた仕上がりです！

復刻シシリア風ピザの味は？

続いてはシシリア風ピザ！

これもまた手に持つととてもボリューミーで重みがあります。

肉の旨味と甘味が詰まったミートソースがたまらないですね！甘さは強すぎず良いバランス、シンプルながらも懐かしさを感じる味わいが広がります。

そしてミートソースの味を後から追うようにガーリックの香りが口の中に広がり、とても食欲がそそられます！

ガーリックについても弱すぎず強すぎずなので、隠し味的に上手く使われてる印象です。

油を吸い込んだナスもまたたまらないですね。ジューシーに感じる事ができ、リフレッシュもされます。

油は含んでますがくどさもクセもなく、美味しく食べられますよ。

マッシュルームの食感もしこしこしてて良いですね。食感の幅が広がります。

そしてアイダホスペシャルと同様に、こちらもパンピザ生地との相性が一番良いなと感じました。

復刻ダディーニの味は？

次はダディーニ！これもまた重さがあります（笑）

最初に印象に残るのはバジルとピーマンの香りの組み合わせです！

爽やかなバジルと少し苦みがありながらも、シャキッとした食感とフレッシュさを演出してるピーマンがこれまでの2種類とはまた違った方向性を作り上げてます。

全体的に落ち着いたタイプの仕上がりなので、クリーミーなチーズの旨味も良く感じる事が出来ます。

メイントッピングのチキンも単体で味の主張は強くありません。

チーズの味がベースとなり、バジルをはじめとした野菜の香りが主体となっているピザです。

ガーリックはシシリア風ピザと比べるとそこまで感じる事はできませんでした。

食感についてはシャキシャキとしたオニオンとピーマン、マッシュルームが印象的ですね。ただ、ピーマンはもう少し量が多めでも良いかな？とも思えました。

落ち着いた味のタイプなので、生地についてはハンドトスとの相性が一番良さそうです。

復刻バーベキューチキンの味は？

最後はバーベキューチキン！これもまた重量があって重たいですね！

最初はシンプルにトマトソースとチーズの味わいが広がり、後からバーベキューチキンの甘味が広がります。

バーベキューというよりテリヤキチキンの方が味としては近いですね。

BBQソースならではのスモーキーさはなく、甘味が強めの和風な仕上がりです。

今回の4種類の中で一番トッピング数は少ないですが、バーベキューチキンの主張が強いので特に物足りなさは感じません。

甘味が一番感じられ、チーズと混ざり合ってピザ全体にチキンを含めた味わいが広がります。

濃いめの味の後に香ばしいミミ部分を食べると口の中がリセットされるのが良いですね。

そんなパンピザが生地としては一番相性が良いかと思います！

ピザハット公式サイト

まとめ

以上、今回はピザハットの「復刻レジェンド４」を食べてみた感想とレビューでした！

昨今の物価高もあって値上げはもちろん、食品の内容量が減ったりする事も多く、ピザにおいてはサイズもトッピング量もどんどん少なくなってると感じてますが、復刻レジェンド４はどれも重くてボリューミーで、しっかりと食べ応えのあるピザでした。

90年代にピザハットはあまり食べてませんでしたが、この食べ応えのある量など、確かに昔はこうだったよねと、古き良きを感じるような1枚でした。

アメリカンピザから離れた日本独自のものでありながら、冒険しすぎていない点も個人的には高ポイントです。

どれも普通に今のメニューにラインナップされてても違和感無ありません。

90年代のピザハットを味わってみたい方、ぜひお試しください！

ピザハット公式サイト